巷談舎は11月22日で22年を迎えます
1987年11月、大阪府豊中市で巷談舎を始めました。僕が34歳、相方の母ちゃんが30歳でした。
始めた頃の取り扱い作家は5人くらい。朝10時にお店を開け、夜8時(夏は9時)が閉店時間。
始めて一年程は休み無し。しかし、お客さんの数は少なかったです。
始めた頃は、京都の郡部(京北町、日吉町、亀岡市など)の30代の作家が多かったです。
1年が過ぎ、2年が過ぎ、焦り始めました。それから僕の全国焼き物産地への旅が始まります。
備前、唐津、瀬戸、伊賀、丹波、信楽など窯業地は勿論、四日市(内田鋼一さん)、島根(三原研さん)
福井(久世武助先生)、東京(小坂明さん)などなど。
若かった作家たちも60歳を超えた人も増え、そういうこの僕も56歳。跡を継ぐ子もいないし、一代で
終わりです。誰でも出来る仕事では無いので、継ぐと云われても断りますけど・・・。
なんとか、22年やってきました。あと10年は頑張りたいですね。
2年前、内田鋼一さんが僕たちに手を差し伸べてくれて、店を全面改装しました。何から何まで協力して
くれ、今こうして新しい気分で居られるのも、内田君のおかげです。
来年は、月2回企画展を開催し、新しい巷談舎を皆さんにお見せ出来るよう、頑張ります。
来年一月は、恒例の「ぐい呑み100撰」展。約500点の酒器が集まる予定です。