内田鋼一さんの作品に触れ何か感じて頂けたら

 大阪・豊中から名神、第二名神、東名阪で内田鋼一さんの工房へ行ってきました。
上り線は、自衛隊の車が、沢山走っていました。
簡易トイレを積んだ伊丹駐屯地の車が特に目につきました。

 四日市からの帰りは、いわき(福島)野田(千葉)
品川(東京)横浜(神奈川)など関東方面の車が
多かったように感じました。

 内田さんの所には朝10時すぎにつきました。
東日本大震災の影響で4月以降の関東方面の企画展など
延期になっているようです。(内田さん談)

 巷談舎の内田鋼一展は19日から開催します。
  震災、そして原発の事故。
 悲しくて悲しくてやりきれない気持ちですが、
 土を焼くという原初的な行為の持つ力強さ、美しさを
 感じていただけたら・・・
 16年前の阪神大震災の時、「これで全て終わりか
(陶芸ギャラリーの仕事も僕自身の気持ちも・・・」
 と思った事もありました。
 それ以来一つだけ心に言い聞かせたことがあります。
「先ず僕がそしてお客さんが感動する作品を見つける・・・」

 今日、内田君の第一弾の作品群を積んで帰ってきました。
 大壺、茶碗、茶壺、掛軸、水指などなど。
 是非観に来てください。そして、触れてください。
 彼は、皆さんを裏切りません。
 何かを感じて帰っていただけたら、僕は満足です。

 悲しく辛い毎日ですが、こんな時だからこそ
 巷談舎は内田鋼一さんの個展を開催いたします。