武雄のやきもの

koudansha2007-10-02


 26日武雄古唐津協同組合の組合長井上浩一さん同行で三軒の窯元を訪ねました。一軒目は京都で修業したMさん。二軒目は代々水瓶専門のkさんの窯。最後は、有田の岩尾でロクロ師をしていて10年前に独立したUさんの窯。皆さん、やきものが売れないとこぼしていました。「今までが良すぎたんですよ」と一言ぼくが言ったので、ちょっとシーンとその場がしてしまいました。一番感じたことは、やきものの事しか知らないと言う事。(ほかの素材)たとえば、ガラスとか漆とか金属とか。そういう、自分の扱う素材と異なるものからもう一度やきものを観たら、今までとは違う形や焼き方や作り方が見えてくるのでは・・・・・と思いました。


 観光用の炎博のころ作った世界一の登り窯には笑ってしまいました。まるで路上観察で有名なトマソン的構築物の代表のようで。世界一の窯なんてよく考えてみると、なんの意味もないように思いました。


(写真)左上は、多々良焼の甕を焼く共同窯の跡。下は武雄の飛龍窯