春一番は、いいですね。本当に。

　今でもそうだけど、大学に入って以来ずーと酒呑んでいます。春一番に行った３日も昼からワインやらビールやら焼酎やら呑んでました。アルコールが少しずつ体のなかに回ってくる瞬間がたまりませんね。若い頃は殆んど根性で呑んでましたね。赤鬼のように顔を真っ赤になりながら呑んでました。最後には気持ちが悪くなり青い顔でした。ミナミのママさんの子供の家庭教師をしていた頃は、年間約２００日三津寺筋や宗衛門町や八幡筋で呑んでました。

　一昨日、大阪服部緑地の野音で太陽を浴びながら、昔聴いた歌をほろ酔い気分で聴いてる時、いろんな事を思い出しました。大阪へ来たのが１９７３年。初めて住んだのが昭和町。梅田も難波も雑然としていました。高校時代の遊び場が新宿と下北沢だったのでそんなに驚きはありませんでしたけどね。あの大阪弁のノリについて行けず独り浮いていました。

　暗いジャズ喫茶で難しそうな顔をしてコルトレーンやアルバート・アイラーを聴いていたので、関西訛りの有山や憂歌団の歌の大らかな声と歌詞には呆気にとられました。３日も（元憂歌団の）木村充揮の歌を聴きながら独り昔を思い出しながら独り笑い（他人さんが見たら少々不気味かも？）してました。

　同窓会（小・中・高・大）というものに一度も参加した事が無い僕の唯一の同窓会的な行事が野音の「春一番」かもしれません。陽射しが強く顔もよく焼け、楽しい一日でした。来年のことは分かりませんが、今度は２日くらい行きたいですね。

　今年も金子マリさんを春一番の会場で見かけました。いい年のとりかたをされてるなあー。やはりスターは、何年経ってもスターなんですね。感動でした。